失敗しないで地震に強くする耐震リフォームで絶対にやってはダメなこと!

 

建物で一番大切な部分とは?

今回は建物の構造上、
一番大切な部分をお話しします。

 

そもそも建物はどのように造られて
いるのでしょうか?

 

壁、床、天井、屋根、窓、柱、梁・・・
などなど
知っている箇所を考えてもまだまだ
たくさんあると思います。

そして、
建物は全体的に見ると一体になっていますが
各部材が繋げられて建物が出来ているので

 

その繋がれている部分がしっかりと
接合していなければ建物が受ける様々な
外力から身を守ることが出来ません。

 

ではその重要な部分をいくつか
見ていきましょう

 

① 基礎コンクリートと上部建物
一般的に、
基礎部にアンカーボルトと言われる
直径16mm程度の金属のボルトを埋め込み、
そのボルトで土台や柱を固定することで
建物と基礎をしっかりと接合しています。

② 柱と梁
このつなぎ部は、
日本の昔からの在来工法の建物では、
大工さんが仕口という組接ぎや留接ぎや
ホゾ接ぎ
などといわれる

 

木と木を組み合わせて接合し繋ぐ
工法でしたが、
近年では基礎や土台と同様に金属のボルト
などを使うようになりました。

 

③ 筋交い
筋交いとは壁部に、
各階の梁や土台の間に斜めに
入っている部材で

 

地震の際に発生する横揺れに対して
建物が変形を起こさないように
入れています。

 

そしてこの筋交いには建物が
揺れた際に「引く力」と「押す力」が加わり
押す力の場合には固定してある繋ぎ部の
強度には影響ありませんが、

 

引く力が加わった場合には
その接合強度によっては、
接合箇所が揺れの衝撃で
抜けてしまうことで、
建物が変形してしまいます。

 

よって
建物は各部材の接合状態がとても大切で、
古い建物ほど接合部の強度
低いことも事実です。

 

その為、
リフォーム工事の際にしっかりと
点検と調査を行い

 

もし弱い接合箇所があれば、
接合金物などで補強をすることで、
地震の時に接合部の引き抜けを
防止することが出来ます。

また、
耐震補強などをした際も、
合わせて接合部の補強をする事で
建物全体の耐震強度も上がります。

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