外壁塗装と建物の耐震性能と工事価格には大きな関係がある理由! 豊島区・板橋区・文京区・北区・新宿区・練馬区・足立区の外壁塗装や陸屋根防水リフォーム工事

建物の耐震性能と
外装メンテナンスの関係とは?

 

住宅の耐震性能と外壁の関係についても
お話したいと思います。

 

 外壁リフォーム工事の側面から見ると、
この2つはあまり関係が無いように
思えるでしょう。

 

当然そう思うのが普通なのですが、
建築士の立場から建物全体を考えると、
とても関係が大ありなんです。

 

その関係性を、
耐震補強工事や外壁リフォームを
お考えの多くの皆さんに
お伝えしたいと思います。

スマイルユウは、
外壁リフォームを含む建物全体の
メンテナンスを行う総合リフォーム会社で、
建築士事務所も併設しており、

 

木造住宅の
耐震診断や耐震補強工事も
行っている会社です。

 

そして私も一人の建築士として、
耐震診断業務を行う立場として
実際の耐震強度とどのように
影響があるのかをお話します。

 

地震により倒壊する
建物の原因はたった4つ

1.壁量の不足

木造住宅の壁量は建築基準法で
決まっていますが、
実は建物を建てた年代により
その基準に大きな違いがあります。

 

それは大きな地震があった後に、
建築基準法がその地震の判例状況から
改正されるからです。

 

 

つまり法改正をする前に建てられた建物と
後で建てられた建物では、
大工さんの腕に関係なく違いがあるのです。

 

さらにはその壁量は建物の重量にも
関係があり、
重い建物ほど壁量が必要になります。

 

2.壁バランス

建物には

◦建物の重さの中心「重心」

◦耐力壁の剛性の中心「剛心」
(建物の強さの中心のこと)

がありますが、
その互いの中心が大きくずれていると、
地震の時に「剛心」のまわりに回転する
変形揺れが起こり、
特に重たい「重心」部が大きく揺れ歪み
起こります。

 

3.接合部

接合部とは主要構造部の繋ぎ部になります。
 土台、柱、梁、筋違いなどが
しっかりと固定されていることで、

 

地震による揺れを建物全体に伝え
バランス良く保つ為に
とても重要な要素になり

建物全体が強くても、
ある一部が弱ければその部分が
原因地震により変形を起こすなど
倒壊の危険があります。

 

この接合部に関しても「壁量」と同様に、
建物を建てた時期の建築基準法により
ある程度左右されますが、
同じ時期に建てられた建物でも、

 

工事をした工務店さんによって
使用金物や取付け方法に違いがあるなど、
築年数だけでは判断が出来ない
場合があります。

 

4.建物の劣化

構造基材の劣化による強度低下に
なりますが、その原因としては

◦地盤面からの湿気による土台の腐りなど

この現象は古い木造住宅に多く見られ、
布基礎と言われている全面コンクリート
ではなく土の部分からくる湿気の為、
近年建てられている建物では少ない
現象かと思われます。

◦蟻害

シロアリは土の中から建物の木部に
侵入しますので、
上記の現象と同じくベタコンクリート
基礎仕様になってからは大分少
蟻道を造り建物に入ることもあります。

◦雨漏りによる腐り

外壁や屋根などの外部からの雨漏り
から建物の柱などの構造木部が
腐ってしまう現象で、
これまで雨漏り劣化していた建物の多くに、

雨漏りを室内で発見してすぐに異変
感じ調査や修理を依頼したにも関わらず
壁面内部にはずいぶん前から壁内に雨水が
入っていて気が付かずに年月が
経過してしまった場合などがあり、

 

早期に外壁や屋根の調査をしていれば
回避できたケースも少なくありません。

外壁の劣化の状態も
耐震強度に影響がある

そこで考えなければならないのが、
外壁の劣化が建物強度に
与える影響です。

 

木造住宅の耐震診断の項目の中に
「建物の劣化度調査」
があります。

 

この劣化度の調査は、
建物の各部位の劣化事象の状態により

 

存在点数から劣化状態に応じて減点し、
最終的な建物強度に
その低減係数をかけて算出するのですが、

 

その劣化度調査の項目の70%程度
外装部になっており、
建物の耐震強度に大きな影響
与えております。

 

それとサイディング建物は
モルタル塗り建物より施工性を良くする為に
考えられた工法のため、

 

柱(間柱)に直接サイディング基材が貼られており、
その防水性能の低下や劣化がダイレクト
建物に与える損傷が大きいとも考えられます。

 

サイディング外壁材自体が耐力壁の
役割をしているので、
その状態をいかに保護するかが
建物全体の強度に関係してきます。

 

また、サイディング内部の結露から発生する
基材の変形や塗膜の剥離などによる
基材の劣化も同様に建物の耐震強度に
影響を与えております。

その為、
サイディング外装リフォームを行う際は
その関係性にも配慮し施工を考える
必要がありますので、

 

サイディングに関する
知識の無い施工はとても危険ですので
ご注意ください。

 

最近の投稿