屋根リフォームで建物全体の耐震性能がアップする3つの理由とは!

建物の耐震性能と
屋根リフォームは何故
関係あるのか?

 

 

外壁の劣化状況と建物の耐震性能が
大きく関係があることをご存知でしょうか?

 

今回は建物の耐震性能と屋根リフォームの
関係を考えてみたいと思います。

 

建物の外装リフォームで外壁と屋根は
とても重要なことはお解りのことと思います。
私は耐震診断士で耐震診断業務を
行っております。

 

建物の耐震診断をする際の 
診断調査表では

◦築年数

◦外壁材種類

◦筋違い

◦屋根材

◦床仕様

◦接合部

◦地盤

◦基礎形状

などがあり
詳細の評価をしていくことになります。
そしてこの中でも特に外装の老朽化
程度によっては-30%の低減係数を
掛けなければならないのです。

 

建物強度が70%掛け
になるということ

 

そしてもう一つ大切な要因として
屋根の重さがあります。

 屋根の重さの種類としては

◦軽い屋根(石綿スレート・鉄板葺き)

◦重い屋根(桟瓦葺き)

◦非常に重い屋根(土葺瓦屋根)

に分類されます。

 

その屋根の重さの違いで、
建物に与える地震の影響も
大きく変わってきます。

 

ではどのくらいの違いが出るのでしょうか。

 軽い屋根(石綿スレート・鉄板葺き)を
100%としたときに

・重い屋根は、約77%(23%減)

 非常に重い屋根は56%(44%減)

この数値は建物の形状割増係数
(建物の奥行と間口幅の長さ)
各階の短長辺長さが
4m以上6m未満の2階建ての場合での
数値ですが、

 

横幅に対して建物高さの率が
大きくなればなるほど、
その差が大きくなります。

 

屋根の重さが耐震強度に
与える影響は意外と大きい

 

そこで外装メンテナンスをする際に、
耐震強度のことも考えると

 

重い屋根 ⇒ 軽い屋根

 

に替えることで耐震強度を
高めることになります。

またもう一つのメリットとしては、
既存の瓦屋根を葺き替える場合は
屋根下地も貼り替える事になり

 

一般的には12mmの構造用合板を
貼るのでさらに建物の水平強度
強くなることになります。

 

それと、
現在スレート屋根(コロニアル瓦)の
建物については軽量の金属屋根材を
カバー工法で葺いても、

 

桟瓦屋根と比べると屋根重量は軽いので
建物の耐震強度に与える影響が
少ないのことも安心できるのではないでしょうか。

 

耐震補強工事と
同等の効果と考えられる

 

私は内装工事をする際には、
建物の耐震性の説明や
耐震補強工事のメリット
デメリットのお話をさせて
頂いております。

 

メリットはわかるがデメリットとは?
とよく質問されますが、
耐震工事はその耐震工事だけを
単独で行うことは出来ません。

 

「必ず内装の解体工事
と復旧仕上げ
工事が
必要になる」

というデメリットがあります。

そのため、
内装工事をする際に同時に行うことで、
コストの軽減やついでに出来る
工事となるメリットがあります。

 

外装工事で屋根メンテナンスを
検討しているなら

 

屋根メンテナンスを塗装に限定して
考えていませんか?
 塗装以外の工法も、検討をしてみては
いかがでしょうか。

 

私が勧めする屋根材に
「スーパーガルベスト」があります。

◦耐久性

断熱性

◦耐震性

ともに良くなり、
長期的に考えると持ちが長いので
頻繁にメンテナンスをする必要性が
無くなります

 

長い目でみるとコスト的にもお得です。
外装メンテナンスの機会に
屋根メンテナンスも同時に
検討されてはいかがでしょうか。

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