主婦や高齢者や子供でも簡単に解る木造住宅の耐震補強計画はコレ!

耐震診断調査をした後はどのような
補強計画を進めて行くのでしょうか。
その方法を詳しく説明します。

 

 

建物は耐震診断をしただけで完了ではありません。

 

耐震診断では現在の建物強度が解っただけで、
その建物の調査報告書に基づいて
その建物をどのように補強をするかの
「補強計画」をすることになります。

 

補強計画はコンピューターシステムの
自動計算と手入力計算があります。

 

私は手入力による補強計画を推奨しています。

 

何故なら建物というのは
複雑な壁や柱の配置がされているので、
コンピューターだけに頼った
自動計算の場合でも、計算後に
手作業による調査をする作業が
必ず生じてきます。

 

 

その修正作業を正確に行わなければ、
実際に補強工事をする際にムリやムダが発生し
補強コストと作業効率に影響が出てしまうのと、
建物にとって一番適した補強計画に
ならない場合があるからです。

 

機械というシステムに頼りすぎずに、
最終的なところは人の手
調整をすることが大切になります。

 

それと家主がもっとも気にすることが
耐震補強工事にかかる費用の部分です。

 

実際には理想的な建物強度まで
補強をすることが良いのですが、
工事費用との関係でかかる金額から
どこまで耐震補強をすることが出来るかの
判断になる場合もあります。

 

 

その場合にはやむをえず危険性の
少ないところから、補強をする方法を
変更したり削ったりして
再計算を何度も行います。

 

この作業が出来る会社は、自社で診断と
補強計画と補強工事が
全て出来ることが前提となります。

 

ですが、「耐震診断」「補強計画」「補強工事」を
全て自社で行っている会社は意外にも
少なくて全体の4割くらいです。

 

それとこれまでの耐震補強工事を
10件以上手がけている会社が全体の
3割程度しかいないということを考えると、
耐震補強工事を考える際には施工会社選びも
重要なポイントになって来るでしょう

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