鉄筋コンクリートや鉄骨建物の修繕計画に基づく大規模修繕の防水改修とは!
大規模修繕は長期修繕計画の
2回目以降の防水改修工事で絶対に
見逃してはいけない所を説明します。
メンテナンス防水時に大切なことは、
経年により劣化し傷んだ脆弱部をしっかりと
補修することです。
ではその劣化した脆弱な部分とは
どんな箇所になるのでしょうか。
その可能性の高い部分とは
・常に湿潤な状態(雨水が溜まっている箇所)
・端末部(他の素材とのつなぎ部分)
・伸縮部(下地の動きの影響を受けやすい部分)
具体的には
雨の溜まりやすい湿潤な箇所とは
水下部のドレン周辺になります。
このドレン部分には、
初回の防水改修時に
改修用ドレンを設置していなければ
設置が必要になりますが、
すでに改修用ドレンが設置されている
場合には、その状態により交換が必要か
そのままでよいかの判断をします。
基準としては、改修用ドレンは
防水内部にあるので直接目視
することは出来ません。
その為、打診調査などで浮きが
無いか等を調べる必要があります。
浮いてしまう原因としては
・設置方法が悪い
・周辺の防水の浮きに合わせて
浮いている
などがあります。
処理方法としては、改修用ドレン周辺を
合わせ撤去し新規の改修用ドレンを
取付けることです。
簡単に改修用ドレンのみを交換しようとすると、
既存防水層との接合やレベルが上がることで
不陸調整が出来ず雨水の流れが
悪くなってしまうことがありますので
要注意です。
防水改修で最も大切な箇所の
ドレン処理をしっかり行わなければ、
防水層全体の状態が良くても
雨漏りをしてしまうのです。
それは、陸屋根の雨水は必ず
ドレン部分に集まって雨樋へと
流れる構造になっているからです。
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