鉄筋コンクリートや鉄骨の中古マンションと木造建物の寿命が違う理由!
リフォームをする際のマンションと
一戸建ての違いと注意点を詳しく解説します。
マンションと戸建ての一番の違いは、構造にある
ということは初めに思いあたる部分だと思います。
・マンション:鉄筋コンクリート構造
・戸建て:木造
構造体の対応年数が違うので築年数に
応じたリフォームの方法にも違いがあります。
構造体の対応年数としては
木造の30年に対して
鉄筋コンクリートは
60年と倍近く持ちが長いことが特徴ですが、
これは構造部に限ったことで、建物は
・構造体
・設備機器
・内外装材
から造られていますので、構造体以外の
「設備機器」と「内外装材」に関しては、
木造建物と同様の耐久年と考えてよいでしょう。
その為、鉄筋コンクリートの建物でも丈夫で
長持ちをさせる為には、構造体以外の
定期的なメンテナンスが必要になります。
ですが意外にも、そのような情報が正しく
所有者の方々に伝わっていない事を感じます。
マンションは一人が所有する建物と
複数人で所有する区分所有建物があります。
区分所有建物(分譲マンション)は
1962年に区分所有法が制定され、
区分所有建物の権利関係についての
規則が定められています。
リフォーム工事とはあまり関係が
無いようにも思われますが、室内の
専有部分のリフォームの場合は
所有者個人の判断で工事をすることが出来ても、
共有持分の共有部についてはこの
区分所有法に基づいて協議し、賛成を得て、
維持管理に関するトラブルや紛争が
起こらないように進める必要があるからです。
区分所有法は、大規模建物の改修工事は
1/2以上の決議が必要であったり、
またその決議は総会での承認が必要であったりと、
共同マンションを適正に維持管理をする
様々な条件や制約があって一部の方々の
意見だけで決定や決断をすることは
出来ないからです。
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