地盤調査は地盤沈下しない為に支持地層の強度を調べてる必要性とは!
建物を建てる際の地盤調査について
詳しく説明します。
建物を建てる場合には、
建物の自重を支える
地盤の調査を行います。
地盤調査は建物の規模や構造によっても
種類があって、マンションなどの
鉄筋コンクリート構造建物の
重い建物の場合は、
表層の地盤だけではなく
地中深くまで調査を行います。
■木造住宅の場合
スウェーデン式
サウンディング試験を行います。
この試験は北欧のスウェーデンの
国有鉄道工事の際の地盤調査に
用いられた調査工法で、
後に日本でもJISAとして
戸建て住宅向けの地盤調査として
広く実施されるようになりました。
調査方法としては
スクリュー形状の棒を地面に差し込み、
円盤状の重りを順次載せて加圧します。
ロッドの沈み具合と、停止した状態で
回転させた場合の沈下状況で
地盤の強さを算定します。
測定箇所は、1敷地で4箇所程度の
測定をすることが一般的です。
測定箇所により
大きな差異が無いことを確認します。
■平板載荷試験
平板載荷試験は、
鉄筋コンクリート構造又は
鉄骨構造建物でも、低層の3階以下の建物で
杭打ち工事をしない、
ベタ基礎構造建物の場合に行います。
調査方法としては、
表層の支持地盤であるローム層などを
実際の支持深さまで掘削し、
その位置で平坦に削った表面に、
30cm程度のプレートに荷重を
一定の時間掛けてその沈下状況により
地盤の強度の調査を行います。
ただし平板載荷試験を行う際は、
調査をする表層地盤だけではなく
内部の深層地盤もボーリング調査で
確認する必要があります。
■ボーリング試験
ボーリング試験は支持層といわれる
強度の強い地盤までの地層を調べる調査で、
主に3階以上の重量建物
(鉄筋コンクリートや鉄骨造建物)を
建築する際に行います。
大規模な鉄筋コンクリート造や
鉄骨造建物は、建物の自重を支える為に
地中深く杭基礎を打ち込み、
建物が沈下しないように
自重バランスが保たれています。
その為その強固な支持地盤が
どのくらいの強度があって、
地表より何m下に
あるかを調べる目的で行います。
地盤の強度は「N値」エヌチ
と呼ばれる数値で表され、
大規模建物の支持地盤の基準は
N値50以上が基準で
砂利(レキ)地層が標準的です。
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