軟弱地盤や埋立地などで大地震がおこると地液状化現象が発生する理由とは!
液状化現象が発生する可能性のある
地盤の注意点を説明します。
液状化現象は海洋地の
埋め立てをした土地に
地震などが発生した場合に起こる現象で、
ある一定の条件下で起こる状態です。
埋め立てた地盤内にある
砂分と水分が混ざり合っている地盤が
揺れることで、地盤内の水分の浮力で
砂質地盤が上部に浮き上がり、
その隙間の混入している水分が
砂と同時に地上に浮き出る現象で、
地上に出た水分量だけ地盤が沈下します。
そのため埋設してある下水配管類も
砂質と同時に上昇し、
地表に浮き上がってしまいます。
この現象は
自然現象の中でも特殊な液状化現象と
位置づけされており、
地震保険や瑕疵担保責任からも
保証がされません。
ですので、土地建物を買う場合は
その土地が以前は
どのような状態であったのか
という点も、
埋め立て地域を購入する場合には
調べた方がよいでしょう。
また現在では、
新築住宅を購入する場合には
住宅保証機構が保険会社と
保険契約を結んで地盤保証制度を
行っています。
万が一、地盤補強工事の瑕疵により
地盤が沈下した場合には
保険でその改修費用が
補てんされる制度となります。
地盤沈下の量にも
地盤沈下許容値があり、長期的に
まったく沈下が発生しないことはないので、
その量に応じて建物に与える影響から
保証の対象に該当するかの判断になります。
他にも崖地など、敷地の高低差の
傾斜の角度から土地の崩れや、
そのような崖地を宅地に変える
宅地造成をした土地の場合にも、
過去の土地の形状や、
削られた土地なのか
盛られた土地なのかも
知っておくとよいでしょう。
地盤は建物を支える強度が必要で、
一般的には地耐力と呼ばれ
建物の重さに応じて支持出来る
地盤強度が必要になります。
また実際の地層がわかる
ボーリング柱状図を
見ることも重要で、
このボーリング柱状データは
各地区町村へ大規模建物を建築する際に
提出する資料の一つです。
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