中古不動産購入前に建築リフォーム研究所で長期的な不安解消方法

この建築リフォーム研究所では、
リフォームを初めてする方に、
リフォームをよりわかりやすく理解し
安心して頂くことを目的としています。

先日のリフォームセミナーに
1組のご夫婦が来場されました。

詳しくお話を伺うと、
中古の戸建て不動産の購入にあたり
築30年ということもあり、

建物の状態や購入後のリフォームが
どの程度必要になるのか、
またそれなりの劣化など
事象があるが、

購入に進めてよいかを確かめる意味で、
私のリフォームセミナーに参加されました。

セミナーは
「耐震セミナー」と
「外装セミナー」を受講されました。

購入前に仲介会社による
インスペクションのサービスを受け
しっかりと調査をされていましたが、

不安な要素として敷地の一部に
地盤沈下をしている箇所があり、
建物に与える影響などを
とても気にされていました。

実際にインスペクションの調査結果や
写真などから判断し、

ある一部の沈下であるとわかったので、
しっかりと地盤を埋め戻すことで
建物に与える悪影響が無いことを説明し、

実際に購入後にリフォームをする際に、
適正な埋戻しをする旨を
リフォーム会社に依頼するように
お伝えしました。

今回のケースでは、
私どもスマイルユウでリフォームをするには
遠い場所の方からのご相談だったため、

やむを得ずリフォーム工事自体は
お断りせざるを得ませんでしたので、
不動産購入時の注意事項や、

購入前にあらかじめリフォームの内容や
価格などの予算の検討などを
適正に進めるアドバイスをさせて頂きました。

それから一ヶ月くらいが経過したある日
そのお客様からご連絡を頂き、

どうしてもさまざまな不安があるので
スマイルユウにリフォーム工事を
依頼したいと相談されました。

当初は商圏外ということで
お断わりしていましたが、
そこまでご信頼を頂いたのであれば
お断りする訳にはいきません。

謹んでリフォーム工事を弊社で
行うことをお伝えしました。

リフォームは人が生きていく上で
大切な衣食住の「住」を扱う
とても社会的に責任の重い仕事だと思います。

特に私のように一級建築士という立場で
相談を受けたり助言をしたり

リフォームに対する不安や不明点の
解決をすることをしていると、

リフォーム業者である前に、
一人の建築士として
何が出来るのかを慎重に考え、

リフォームという仕事を通じて
困っている多くの方々に真剣に
向き合っていかなければと思います。