鉄骨(旭化成へーベル)建物の躯体自体が劣化している場合のリフォーム方法とは!
躯体自体が何らかの原因により
強度低下し劣化している場合の
リフォーム方法について詳しく説明します。
躯体自体が劣化をしている場合には
表面的な下地リフォーム処理をするだけでは
完全に後々の剥離を
防ぐことは出来ません。
方法としては
① 外壁を、全面剥離をして
躯体自体を補修する
② 『ボンドカーボンピンネット工法』
カーボンネット+ステンレスピン固定工法
① の工法はすでに剥がしてしまった方が
早いくらい状態が悪い場合で、
実際に施工では建物そのものに
振動や衝撃を与えたり
ほこりや騒音の問題なども発生します。
② の工法は強靭な繊維ネットを使用し、
ステンレス製のアンカーピンを
健全な躯体まで打ち込み固定を
するのでとても信頼性の高い工法です。
またステンレスピンも躯体の状態に
応じて長さの違う種類を選ぶことが出来ます。
繊維ネットの上に塗る
ポリマーセメントも接着性と
透湿性に優れており、
下地内部の水分を透湿する性質があります。
この工法自体は部分的に
鉄筋コンクリートが劣化爆裂を
している箇所にも補強出来ます。
部分的に
『ボンドカー
ボンピンネット工法』
による補修をする注意点としては、
他の部分からの漏水などがある場合には
今まで抜けていた水分を
とどめてしまうという点です。
特に軒天井を含む躯体を
この工法でリフォーム補修工事をする場合には
注意が必要です。
もう一つの注意点としては、
アンカーピンの引き抜き強度が
エポキシ樹脂併用で
1800N/本以上必要になります。
またアンカーピンも25mm以上
躯体に埋め込むことが条件になります。
作業工程としては
プライマー ⇒ 中塗り
⇒ ネット貼り付け ⇒ アンカーピン固定
⇒中塗り ⇒ 上塗り ⇒ 仕上げ塗装他
特殊な工法ですので
メーカーの基準塗布量や施工手順を
順守することが大切になります。
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