マンションなどの改修工事では設計図面が何故必要となるのか3つの理由!
設計図面には様々な種類があることは
お話ししましたが、リフォームをする場合
どのように活用すればよいのでしょうか?
その利用方法を詳しく説明します。
定期改修リフォーム計画をする上で
大切なことは、10~20年という
年月の間に建物が老朽劣化を
している箇所の修復を
することが目的であるということです。
その老朽劣化をしている原因を
知る為にも正しい情報が必要になるのです。
老朽劣化の原因は
① 自然劣化
② 施工不良
③ 設計不良
上記の①はわかりますが
②と③については何で?
と不思議に思われる方もいると思います。
実は施工や設計段階で、
計画や納まりの問題で
建物に不具合が出てしまうケースが
意外にも多いのです。
私は建物造りに関して設計と施工の
両方の立場で計画し建物を造り、
20~30年の経過後に改修工事を
する仕事を数多く経験しています。
建物は設計段階では図面上での完成です。
実際の建設は
現場で実物を作ります。
また数十年後のリフォーム改修計画と
施工も現場で行う工事です。
新築をする際は建築基準法に
基づいて、確認申請許可や
建築完了検査を各行政の
建築指導課が行いますので、
最低限の法適合は
確認されるので安心できます。
ですが改修リフォーム計画では何ら
法的な枠組みが無いので、
依頼をした
建築工事会社の
知識や技術に
左右されることになります。
多額の費用が掛かる改修リフォーム工事にも
関わらず消費者の保護は
自己責任ということでしょうか。
そこで、マンションなどの
大規模建物の10~20年に一度行う
改修工事を計画する場合には
図面資料など建物の詳しい情報と、
正しい建築の知識が必要になるのです。
改修リフォーム計画をする場合には
正しい建築知識がある建築士に
相談することをお勧めします。
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