分譲マンションの長期修繕計画は諸官庁から出されているガイドラインとは!
鉄筋コンクリートや鉄骨構造の
分譲マンションの維持管理リフォームの
考え方について詳しく解説します。
マンションは個人が全てを
所有している
個人オーナーマンションと、
共有の区分所有マンションの
2通りがあります。
この2つは権利所有の形態の
違いはありますが、建物の
維持管理や修繕計画の基本的な
考えは同じです。
けれども分譲マンションに関しては
長期修繕計画が管理組合と
委託管理会社で事前に
作られているケースが多いので、
突発的なリフォーム修理を除いては
予算も含めて計画的に行われています。
ところが個人オーナーマンションの
場合は長期修繕計画が
無い場合が意外にも多く、
オーナーの考え方で建物の
維持状態に格差があります。
では鉄筋コンクリートや鉄骨構造建物の
維持管理はどのように
進めればよいのでしょうか。
各諸官庁で建物に関する
長期修繕計画についての
ガイドラインが出されていますが、
総則から始まり専門的な用語などが
多く書かれており、適正化法など
建築の知識のない一般の方々からすると
その内容を理解して
長期リフォーム修繕計画を
作ることは難しいでしょう。
そこで簡単に、
マンションの修繕とは
どのようなことなのか考えてみます。
まず建物を種類と修繕の
目的に分けて考える必要があります。
■建物の種類
A建物自体:外壁や屋根など
建物構造体の保護や仕上げ材料
B設備機器:電気設備や
給排水設備など建物本体以外の機器類
■修繕目的
①保全修理:経年による建物の
劣化に伴う保全や修繕工事
②改良:グレードアップや機能向上で
段差解消スロープや手すり設置など
このように
「建物種類」と
「修繕目的」に分けて
考えるとわかりやすいでしょう。
A+①、A+②、B+①、B+②
のように計画的に順序よく行い、
修繕リフォーム工事を効率よく行うことで
少しでもコストを抑えることが出来るでしょう。
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