マンションの規模により点検修理方法や長期修繕計画が違う３つの理由！

長期修繕計画は
規模の大きな分譲マンションと
小規模な建物では考え方が少し違います。

一番大きな違いは金額です。
金額は規模の大きさに比例して増えますが、
もう一つの要因として改修工事をする
時期によっても左右されます。

単純にいうと１０年ごと、
２０年ごとに行わなければいけない
点検修理の時期が大幅に遅れると、
ダイレクトに建物の劣化の状態に
影響が出てしまいます。

それと修繕計画はあっても
その改修工事を行う
予算がないケースもあり、
やむを得ず遅れてしまう場合もあります。

そうなると雨漏りや建物異変が出て
慌てて改修工事をしなければ
いけない事がほとんどです。

もしくは、修繕計画通りに
改修工事をしたにも関わらず
工事内容よりも
予算を重視してしすぎてしまい、

施工不良や改修範囲の不足などで
まだ改修工事したばかりなのに
直近で更に追い打ち工事が
必要になったりします。

またよくあるケースとしては、
建物を造る際には建築士による設計や
計画をして建てられたが、

改修工事となると工事計画を
軽視してしまい建築士などの専門家に
相談することなく

直接専門職方へ
工事を依頼してしまう場合です。

費用に見合わない改修工事になっている
ケースもありますので注意が必要です。

部分的な修理であればよいのでしょうが、
１０～２０年に一度行う
改修計画工事であれば

建物の単なる回復工事だけを
考えるのではなく、

建設当時には一般的な施工であっても
現在の施工技術に照らし合わせて
改良した方がよい箇所は、
時代にあった施工を
同時に行うことをお勧めします。

建築の技術は年々
大きく進化をしていますので、
あえて１０年２０年前の時代と
同じ工法にこだわる必要はないでしょう。

ですがその辺りの判断は
「一級建築士」などの
建築の知識が豊富な専門家に
相談をされることが大切です。