☔️鉄筋コンクリートや鉄骨構造建物の陸屋根防水の端末部の雨漏り原因はコレ!
防水層でとても大切な端末部の
処理方法の注意点について詳しく説明します。
雨から建物を守る最低限の役割が
陸屋根の防水層です。
ですが、木造建物に比べると
鉄筋コンクリート建物や鉄骨構造建物は
雨漏りが多いのは何故でしょうか。
鉄筋コンクリートや鉄骨の建物は
木造建物より歴史が浅かったり、
施工には専門的な知識や技術が
必要になるからかもしれません。
建物も新しいうちは特に不具合もありませんが、
年数が経つにつれて様々な箇所に
劣化や不具合が
見られるようになります。
経年と共に行うメンテナンス方法に
問題があるか、
適正な時期タイミングに
メンテナンスをしていない場合なども
考えられます。
そこで屋上防水の10~20年の間に行う
メンテナンスでの
注意ポイントを説明します。
防水層も部位ごとに分けて考えると
① 平場:平らな水平部分
② 立上:垂直と端末部
③ 約物:改修用ドレンや脱気筒
① の平場はしっかりとした
勾配(1/100~1/50程度)があり
不陸(凹凸)なく平滑であれば
雨漏りに繋がる可能性はほとんどありません。
② の立上り端末は防水層の
部位としてはとても重要で
必ず完全密着をさせる必要があります。
その為その密生を確実にする為に
下地との相性が大切になります。
他ではあまり聞いたことが
無い話だと思いますが、中規模以上の
マンションなどの防水は
アスファルト防水の熱工法を
使用するケースが9割以上です。
このアスファルト防水熱工法は
とても信頼性と耐久性が優れている
メリットがありますが、
デメリットもあります。
そのデメリットとは季節の
気温の差によってかなりの
伸縮を起こしてしまうことです。
そしてその施工をした時期によっても
伸縮する状態が変わるので、
私は現地調査の際には設計図の
確認以外にも建物の
完成年月の確認を行います。
その理由は、完成年月と建物の規模や
大きさから工事工程を逆算して
どの季節にアスファルト防水施工を
したのかを確かめる為です。
新築施工の時期によっても、
メンテナンスをする際に発生している
不具合の原因に繋がっている場合が
あるので注意が必要です。
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