☔️RC・鉄骨ALC構造建物のルーフドレン雨漏りリフォームと改修用ドレンの設置方法①
雨漏りの調査方法
鉄骨構造建物が雨漏りをした場合の
陸屋根防水リフォームとその調査方法と
原因判断について詳しく説明します。
陸屋根からの雨漏りの発生は、
かなりの水量が建物内部に
侵入していることと思われます。
漏水が発生している原因にもよりますが、
一般的な瓦屋根などの傾斜屋根と違い
陸屋根は屋上で受けた雨を全て受け止め
ルーフドレンへと集中して
流し込む構造になっています。
ルーフドレン廻りの雨漏り
その為、雨漏りの可能性が高い
ルーフドレン周辺から雨漏りをすると
屋上に降ったすべての雨が
そのドレンに流れ込むので、
少しの症状でも大量に雨が
建物内部に侵入する
ことになるのです。
そして内部に入った雨の一部が
天井や壁に染み出て来ます。
全体雨漏りの一部
ここで注意をしなければいけない事は、
侵入した雨水が室内に染み出るのは
漏水全量の一部
に過ぎないということです。
残りのほとんどは壁内部に入って
内部の建材類に浸透して腐食します。
木材であれば腐ってしまい
金属であれば錆てしまい、
不燃石膏ボードであれば
カビなどが発生してしまいます。
長期的に続くと健康被害も考えられ、
大規模な内装改修工事をしなければなりません。
防水工法の種類
屋上防水にもいくつかの種類があります。
大きく分類すると
・露出防水
・コンクリート押え防水
(非露出タイプ)
に分けられます。
一般的にはアスファルト防水の
押え工法が多く使用されていますが、
今回は鉄骨3階建てALC構造のお話です。
小規模の鉄骨構造建物の場合は
建物全体を軽量化する為に
押え工法ではなく
露出防水工法を採用するケースがあります。
露出防水は押え工法に比べると
直接太陽の熱や紫外線の影響を受ける為、
防水の寿命
防水層の寿命が
コンクリート押え工法より短く
13~15年程度となります。
(防水メーカーのデータより)
陸屋根防水の調査をする場合には、
その建物が何年経過し今までに
維持メンテナンスをどのように
行って来たかにより
防水層の状態も大きく変わるので
過去のリフォーム情報も大切です。
それと防水層のMAX寿命を
過ぎている又は
まだ手前であるかの違いによっても
大きく変わってきます。
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