増改築建物が雨漏りしやすい理由とその防水リフォーム方法3つはコレ!

増築をしている建物が雨漏りしている場合の
対応方法を詳しく説明します。

今回は鉄筋コンクリート建物の
増築部より雨漏りをしている、
実際の建物の調査に基づいて解説します。

 

増築をしている建物は初回建築建物が築50年、
増築建物が築30年と両方ともかなり
経年劣化の進んだ建物です。

 

そのため実際の雨漏りの原因が、
そもそもの建物の造りに問題があるのか、
経年劣化によるものかの判断が
極めて難しい状況でした。

 

この場合、適正な調査を行うことで
その原因を知ることが出来ます。

 

まず第一段階として、漏れている
天井裏スラブの状態を目視で確認します。

 

目で見ることで実際にどの箇所から
雨水が流れ出てきているかを限定出来ます。
その上で屋上の状態を確認します。

 

その調査方法とは
①雨漏りのある直上部の陸屋根の
 水下部から徐々に水貼りテストを行います
②防水層立ち上がり部に散水テストを行います
③立ち上がり上部のアルミ笠木への
 散水テストを行います

 

この調査での注意点としては、水下レベルから
順序よく時間をある程度掛けながら行うことです。

 

時間的には、実際に雨が降り出してから
雨漏りが発生する程度の時間は
かける必要があります。

もう一つの注意点としては、雨漏りの原因が
一箇所とは限らずに複合的な要素
ありますので、防水の漏水調査をする場合は
常にそういう目で建物を見る必要があります。

 

そしてその状況を如何にわかりやすく
依頼者にお伝えできるかも重要になります。

防水リフォーム工事をした後で、やはり
もう少ししっかり調査と工事をしておけば!
などと後悔しないためにも、工事をする前に
専門知識のある建築士に相談することを
お勧めします。

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