地震災害の4割が火災による被害で今までにない予防リフォームの新常識とは!

東京都内の防災計画と防災リフォーム
について考えてみましょう。

 

地震による災害の約4割が
火災による被害であることが
予想されています。

 

本来であれば地震が発生しても火災の
予防対策により火災が
起こらないことが理想です。

 

建物は消防法により様々な火災に対する
予防措置がされていますが、
それでも一度火災が起こると
初期消火で火を消すことは難しいです。

 

室内に消火器を設置し、その消火器自体を
定期的に点検し、本当に火事になったら
その消火器を使って消火することが
必要になります。

とは言っても実際には消火をするより、
その場から命を守る為に逃げることを
優先せざるをえないのではないでしょうか。

 

もしくは火災以前に、地震により建物が
傾いたりすることで避難ルート
確保できない場合なども予測しておく
必要があります。

 

たとえば玄関や裏口などのドアが開かなくなり
出られなくなる場合などは、
窓ガラスを割って逃げたり、バルコニーなどから
非難をしなければならないこともあるでしょう。

 

実際の震災では地震と火災の両方の
対策を考えておかなければ
対応できないことになります。

自宅から火災が発生してしまう場合と、
隣地から火災が発生した際に予防する
対策などがあります。

 

木造建物は建物構造が耐火ではないため
一度燃え出すと自力での消火は不可能でしょう。

 

更に木造密集地域では人の避難通路の
確保も完全ではない上に、消火活動をする
小型消防車も入ることが出来ない
狭い道路の地域が多々存在します。

 

つまり地震や火災が発生した際は自分で
自分の身を守る準備
必要になるのです。

 

東北沖の大震災から5年間で私達は
何を学んだのでしょうか。

 

それは地震という自然災害で建物の倒壊や
火災による人災を起こさないということです。

私の営業している豊島区内にもまだまだ
多くの古い木造密集地域が存在します。

 

一人の建築士としてもっと多くの方々に、
地震による災害を最小限にするため
多くの予防知識やリフォーム方法を
お伝えしたいと思います。

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