屋上のアスファルト露出防水のメンテナンスで絶対にやってはダメなこと!
陸屋根のアスファルト露出防水の
メンテナンスリフォームについて詳しく解説します。
陸屋根の屋上防水には様々な工法がありますが、
新築時のアスファルト防水のほとんどの場合が
熱工法とされています。
熱工法は現場でアスファルトを熱で溶かして
ルーフィングシートと3層構造で防水をするので、
防水性能と信頼性も高く多くの建物で
利用されています。
ただし、大量の材料を使用することと
アスファルトを溶かす時に臭いがするので、
すでに建物に人が住んでいたり施設として
利用されているメンテナンス防水リフォームには
適していません。
メンテナンス防水リフォームには
常温粘着工法やトーチ工法や
常温塗膜積層工法などがあります。
この工法は大がかりの熱工法と違って、
施工をする際の機材や材料も少なく
臭いもほとんどないので
防水リフォームの工法としては適しています。
メンテナンス防水をする場合の注意点としては、
新築からの経過年数に応じて防水層が
劣化し傷んでいる部分の確認です。
浮き、ひび割れや亀裂、目地割れ、水たまり、
藻やコケの発生などがあればその部分の
補修を行ってから全体的な防水リフォームを
する必要があります。
水たまりなどがある場合には不陸といわれる
表面の凹凸がないか、全体的な勾配が
取れているかなどの確認も必要です。
その場合には不陸調整をモルタルや
同アスファルト材などで取って、
水が溜まらない平滑な状態に
してから防水リフォーム工事を
する必要があります。
屋上のアスファルト防水は壁面と比較すると
太陽の熱や紫外線の影響を
多く受けるので劣化の状況も進みが
早いという特徴があります。
そこで定期的な目視点検を行い、浮き、
ひび割れや亀裂、目地割れ、水たまり、
藻やコケの発生などの症状が見られたら
早い段階で防水リフォームをすることを
お勧めします。
雨漏りをする前にその事前状態で発見
することで雨漏りから建物を守ることが出来ます。
防水をしっかりメンテナンスすることが
建物の劣化を防ぎ長持ちをさせることになります。
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