輸入木材や構造用合板で作った2×4住宅の建物強度が低下する3つの理由!
ツーバイフォー建物の外装リフォームに
ついて詳しく解説します。
この枠組壁構造工法は2インチ×4インチの
スプルースやパインなどの輸入木材と
構造用合板(強固なベニヤ板)から造られています。
特徴として、壁が柱や梁の役割をしているので
柱材梁材がありません。
その為床材が直接壁材の上に乗せられ
組立てられています。
これは何を意味するかというと、床材が
直接外壁素材の直ぐ裏に面しているので、
一般的な木造在来工法に比べると
万が一外壁からの雨漏りが発生した場合には
床構造部から雨水が内部に侵入
することになるのです。
床材は水平に設置されているので雨水を受けやすく
建物構造にとっても良くありません。
その為、壁材と床材の継ぎ目の
外壁部の防水処理がとても大切になります。
一般的な在来工法建物は意匠的に入れている
1・2階の境目のラインに幕板(帯状の板)が
ありますが、2×4建物ではこの幕板が
壁材と床材の継ぎ目をカバーしている
外装材の一部となっています。
特にこの幕板の上部の防水性能が大切で、
新築時には水切り金物の設置や
シーリング処理をしてあります。
そこで、外装リフォーム工事を行う際には
その防水性能をしっかりと保つ防水処理が
必要になるのです。
一見すると外装からは壁材と床材の継ぎ目の
重要性がわかりにくいのですが、1・2階間の
幕板部の防水処理をしっかりすることが
建物を長持ちさせる秘訣だといってもよいでしょう。
実際には外装材の内側には防水シートが
張られているので雨水が直接構造壁や床材に
すぐに浸み込む訳ではありませんが、
防水シートも継ぎ目やステップル固定による
微細な穴や隙間があり継続的な雨水に
対しては防御しきれません。
2×4建物の外装リフォームの時期タイミングは
外壁表面にまだ傷みや劣化が無い段階で
行うことが重要です。
外壁劣化が壁構造の劣化に直結する可能性が
高いので定期の点検やメンテナンス
が大切になります。
また一見すると判断がつかない場合もありますので、
信頼のおける外装リフォーム会社や
建築士などに相談するとよいでしょう。
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