増築をした部分の耐震強度と地震対策の補強工事でやってはダメなこと!
木造建物を増改築した場合の耐震リフォームに
ついて詳しく解説します。
近年日本列島全体で大きな地震が起こっています。
地震発生には周期があり1995年の兵庫県南部沖地震
(M7.3)の発生以降、定期的に大きな地震が
発生しています。
2011年の東北沖地震(M9.0)以降も続いており、
先日発生した九州の熊本地震でもとても
大きな被害が出ています。
このように地震の周期を考えると、今現在も
日本列島全体が地震活動の真っ最中
といえるでしょう。
地震は自然災害なのでいつどこで発生するか
予測することはとても難しいです。
これだけ地震研究や調査など気象庁や大学の
研究所などで様々な研究がされても明確な
予測はできていません。
ですが継続的に地震は発生することだけは
わかっています。
ならばその備えをすることで家族や
自らの命を守ることが出来るでしょう。
私は建築士として古い木造建物(昭和56年以前)
のリフォームのご相談がある場合には
地震や耐震補強に興味があるなしに、
地震による建物の倒壊する原因や万が一
倒壊した場合の被害についてなどのお話と、
実際の耐震リフォーム方法などについて
詳しく説明をさせて頂いております。
そんなお話をしていると、家の持ち主さんは
住宅の耐震についての情報や理解が
少ないことに気付かされます。
私ども耐震リフォーム工事を行う会社からすると
常識と考えていることも、一般の皆さまから
すると初めて聞くこともあり、もっと多くの方々に
耐震リフォーム情報をお伝えしなければ
ならないと感じます。
特に古い木造建物は耐震強度が低く、適正な
耐震強度まで建物を補強するには多額の
耐震リフォーム費用が掛かると思われています。
たとえば、
・全体を補強する費用が足りないので1階部分だけを
耐震リフォームする
・評点1.5までの耐震補強を検討したが費用が
掛かるので評点1.0までの補強をした
などやり方によっては範囲と内容を調整して
耐震補強を行っても有効ですので、まずは
耐震リフォームを行う建築士に相談することを
お勧めします。
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