マンションの区分所有建物の管理組合の長期修繕計画の落とし穴!
分譲マンションなどの区分所有建物の
修繕維持管理について詳しく解説します。
区分所有建物には管理組合があり、管理方法も
自主管理や委託管理など管理組合の規模や
体制によっても違いがあります。
一般的には管理を専門の管理会社に依頼し、
日々の管理業や長期の修繕計画に
ついても委託しているケースがとても多いです。
管理委託形態も全部委託と一部委託があり、
維持管理の意識が低いマンションほど
管理会社に全てを委託しているケースが
多いような気がします。
では維持管理意識の低い分譲マンションとは
どんなマンションでしょうか。
投資を目的として建てられた建物で、所有者が
その建物に居住せずに賃貸として貸すことにより
賃貸収益を得る目的で購入した建物です。
このような分譲マンションは所有者の維持管理に
関する意識が低く、収益性が確保できるので
あれば管理会社にすべてをお任せでよい
ということでしょう。
ただし、修繕積立金や管理費は管理組合員が
支払い貯蓄をしてきたお金です。
利用方法についても有効かつ適切に使われなければいけません。
しかしよくあるケースとして、管理組合も
修繕計画に関して知識がないためすべてを
管理会社にお任せしている場合があります。
管理会社が大規模改修の工事範囲や工事金額や
リフォーム工事業者の選択を独断で行っている
ケースなどもまれにお見受けします。
また、一部の管理組合の理事と管理会社
とだけで決定をしているケースもあります。
分譲マンションの維持管理を管理会社が主導となり、
工事会社から予算まですべてを決めているようでは、
適正な修繕計画や積立金の利用がされて
いないことになるでしょう。
私ども㈱スマイルユウも東京都内で中規模の
分譲マンションの大規模修繕工事を
行うことが多いです。
古い分譲マンションは今までの修繕履歴や
新築時の設計図面の確認が大切で、今後の
修繕リフォーム工事についても考慮して
修繕計画をするのがよいでしょう。
また修繕計画は机上で行うのではなく、
専門の調査会社や建築士に相談し時間を
かけて行うことをお勧めします。
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