鉄骨ALC(旭化成へーベル)の見えない壁内部から出る錆び汁の危険性!

建物の目に見えない部分錆びについて詳しく解説します。

 

建物は様々な建材類から造られていますが、
その各所に金属が使用されています。

建物に利用されている金属の種類としては、
鉄・アルミ・ステンレスなどがあります。

 

近年の建物では錆びにくい材質であるアルミや
ステンレスが多く使われるようになりましたが、
現在リフォームをする時期を迎えている築20年以上
経過している建物ではまだまだ鉄が利用されています。

 

例えば、手すり・物干し金物・雨どい固定バンド
玄関ドア・面格子・門扉など

 

現在ではアルミやステンレス製品
利用するケースが増えています。

 

鉄製品は新しい間は錆止め塗装やメッキの処理が
されているので錆びませんが、3年を過ぎると徐々に
錆び始めて、雨掛かりのする外部ではその進行が早く
5年を過ぎる前にはメンテナンス塗装などが必要になります。

ですが実際には建物の外装メンテナンスリフォームは
10~15年ごとに行うことが一般的なので、初めての
外装リフォームをする時期に特に状態の悪い箇所などは
錆がかなり進行している場合もあります。

 

このような場合は錆止め処理をするのも一つの方法ですが、
その個所を錆びにくいアルミやステンレス製品
交換することも考えられます。

 

材質的には鉄製品の方が安いので新築時には鉄製品を
利用したという理由もありますが、現在ではアルミや
ステンレス製品も広く普及しているので価格的にも
大きな差がなくなってきたのかもしれません。

 

いずれは交換をしなければいけない時期が来るのであれば、
早い段階のリフォーム時点で交換をする
選択肢を考えてもよいでしょう。

更に鉄さびは、他の金属建材への錆びを
誘発する恐れもあります。

 

例えば、金属板金ひさしや金属ルーフなどは
錆びにくいガルバリウム加工がされていますが、
周辺からの飛び錆びによりもらい錆びが付着すると
簡単には錆びない箇所がさびてしまう場合もあるので
注意が必要です。

 

10~20年に一度行う建物のリフォーム工事では、
せっかくですので先々を考えてまとめて交換する
箇所などの検討も大切になります。

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