耐震診断で自分の家の耐震強度を知るだけでは命が守れない理由!

大地震に対しては備えが必要ですが、
その具体的な対策について詳しく説明します。

 

自宅の家の強さを知るためには
「耐震診断」をする必要があります。

 

耐震診断は、一級、二級建築士の資格を持つ者が、
更に耐震に関する耐震診断士という
資格をもって耐震診断を行います。

 

 

耐震診断をすると建物の耐震強度が
「評点」という数値で表されます。

 

評点が1.0以上であれば現在の
基準では安全ということになります。

 

評点が1.0未満であれば倒壊の
危険性が高いということです。

 

この評点は震度6強~7を想定した場合の予測です。
ですから評点が1.0以上でも、
地震の規模や縦横の揺れ方によっては
必ずしも安全という訳ではありません。

 

自宅の耐震強度を知っておくことで、
せめて全倒壊を防ぐ程度の補強をしておけば
大地震の際に命を守ることが出来るのです。

 

 

過去の地震災害事例の写真を見ると、
同じ地域で同じ地震の影響を
受けているにも関わらず建物の壊れ方が
全く違うのも、建物それぞれの
強度が違うからです。

 

大きな破損をしても倒壊をしなければ
命を落とすことはありません。

 

評点が1.0未満なら全てが倒壊の危険が
ある訳ではありませんが、評点が0.5未満になると
全破壊の確率が高くなり、評点が0.3未満の
場合70%以上の建物が全破壊になる統計データが
大学の研究所などから出されています。

 

けれども建物の本当の強さを知ることは
とても難しいです。

 

 

木造建物の診断方法として「一般診断法」
がありますが、この診断方法も建物を
壊さないで診断をする予測診断ですので
診断結果にも多少の誤差範囲があります。

 

ですがこの不確実な部分が多少あることを
考慮しても、建物の耐震強度を知ることができます。
是非、自分の家の強さを耐震診断などで知って下さい。

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