耐震診断と耐震補強をしても地震に対する予防は完全ではない理由!

安心できる家にする為には
何から実行すればよいのでしょう?
その方法を詳しく説明します。

 

まずは自宅の「評点」を知りましょう。
現在の評点からどの程度の評点まで
建物を強くするかを決める必要があります。

 

それは強度を強くすればするほど
工事費用が高くなるからです。

 

 

全国的な平均では
27,000円/㎡ × 上げたい評点0.5→1.0
=0.5 × 面積 = 耐震改修工事費

 

まずは目標評点を決めてから、
実際に耐震リフォーム工事が出来る会社に
・耐震診断
・耐震計画
・改修見積
を依頼して出来る範囲で耐震改修を実行します。

 

一般的な耐震改修工事は室内側から
工事をしますので外部に足場を掛ける
必要はありませんが、耐震改修をする
範囲によっては住みながら工事をすることが
出来ない場合もありますので、
詳しくは耐震計画をする建築士に
相談をするとよいでしょう。

 

 

具体的な耐震計画により補強をする
壁の位置を決定し、その壁を剥がして、
補強パネルを設定します。

 

同時に補強をした
壁両サイドの柱の付け根に、
補強金具で引き抜きに対する
対策をする必要があります。

 

木造建物ではこのように
壁を強くすることで耐震補強をします。

 

ただし壁の補強は建物の重心と剛心
(建物の強さに中心)をある一定の
範囲に収める必要があります。

 

この重心と剛心が離れてしまうと、
建物の壁補強をしても地震の際に
剛心から離れた重心方向
変形揺れが発生し、
その部分から建物が壊れてしまいます。

 

 

建物の特性をよく知った上で、
耐震計画をする建築士さんと
打ち合わせをして、建物の弱点を知り
地震に対する予防をすることが大切です。

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