旭化成建材の杭工事データ偽装問題は建築基準法と建築業界の信頼性を失った

今回の旭化成建材の起こしたデータ偽装は
建築業界全体に大きな波紋を残しました。

建築は衣食住の住まいを造る仕事です。
建物であれば建築基準法という
法律があります。

 

車の製造であれば、排ガス基準や
安全基準に沿ってモノづくりを
するのですが、間違いや手違いが解れば、
リコールという形で、
部品の交換や回収をして
修理をしなければなりません。

 

当然、製造企業としては
そのようなことが無いように
点検チェックが必要になります。

 

その作業は機械が行い、
データで管理をする近年になりました。

 

ですがモラル管理の欠落により
誤って不良工事をしてしまったのではなく、

 

意図的に不正工事を行い、
その行為自体に悪意を感じることもなく
継続的にやっていることに、
なんら違和感もなかったようです。

 

リフォーム工事も同様で、
製品はメーカーが製造し、
現場で組み立てや
取付けを行って製品が完成します。

 

現場での作業ですので、
実際に工事の際に
「壁を剥がして見たら」
「足場を組んでみたら」
など、
当初の計画時の
予測と違う場合もあります。

 

ですが、
現場を管理する人のミスも
時にはありますが、

 

ミスが起きにくい仕組みを作ることが
施工会社の責任になります。

 

今回の旭化成建材の杭工事データ偽装事件は、
・杭工事会社
・建設工事会社
・販売元会社

すべてが大手会社にも関わらず発生しています。

 

逆に大手だから、
長期に渡って隠ぺいをすることが
出来たのかもしれません。

 

ですがその期間と量は膨大で
損害賠償責任や立て直しに
掛かる費用は膨大です。

 

それ以上に、
これだけの名だたる大手企業が
不正を長期に渡って平然と
行ってきたことが、

 

社会に与える建築業界の疑惑
不安を広めて責任は一企業の損失に
とどまらないのではないでしょうか。

今回の事件は対岸の火事ではありません。
私達のような、
小さなリフォームを行う企業としては、

 

誠心誠意、まじめに建築の仕事に
取組み、間違ってもこのようなことが
無いよう、

 

今回の事件を機に
更なる施工管理体制
チェック機能
充実させなければならないと感じました。

最近の投稿