木造密集地域の地震災害の予防対策と防災リフォームの3つの新常識とは!

東京都内の防災計画と防災リフォームについて考えてみましょう。

東北沖大地震から5年という歳月が過ぎました。
多くの犠牲者が出た自然災害ですが、
人災ともいえる災害から私たちは
何を学んだのでしょうか?

 

東京都が公表している首都直下型地震の
被害予測では、東京湾沖で地震が発生すると
約4割が木造密集地域で発生する
火災によるものと予想しています。

 

東京都内には木造密集地域がまだまだ多く存在し、
そのほとんどが築年数30年以上経過しており、
防火や耐火に関する現在の基準を
満たしていない建物です。

私が営業をしている豊島区内にも
このような古い木造密集地域
存在しています。

 

このような地域の特徴は建物が
古くなっただけではなく、
そこに住む住人も高齢化
しているということです。

 

そして実際にはすでに利用されていない空室も
多数存在するものの、所有者が負担となる
解体費用やリフォーム費用などの問題
手付かず状態になっています。

 

その対策として行政が
木造密集地域を設定し、その地域の建物の
解体費用の一部を補助
するなどの政策がとられています。

しかし現状ではなかなか進んでいない状況です。

 

災害への備えとして、
私達リフォームをする立場から
どのようなことができるのでしょうか?

 

・燃え難い建物の防火対策
外壁塗装などの塗り替え時に
燃えにくい塗料材料を使用する

 

・2方向の避難ルートを確保
実際に火災は発生した際に
玄関以外の逃げ道を確保する必要がある

 

・自宅から火を出さない対策
安全装置付きのガスコンロや
住宅用火災警報器

 

・火災時の初期消火
消火器の設置

 

・夜中に火災が発生した場合の対策
非常用の懐中電灯や地震で
自動点灯する照明器具

 

今すぐにでも準備が出来そうなことが
多くあります。

 

リフォームを考えた際に同時に
簡単な地震対策をしておくとよいでしょう。

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