外壁改修工事の経過年数に応じた躯体修復で絶対にやってはダメなこと!

ビル・マンションなどの鉄筋コンクリート建物の
躯体補修リフォーム方法について詳しく説明します。

 

鉄筋コンクリート建物の外壁改修工事を
する場合、経過年数に応じた躯体の
劣化が予想され外装リフォームが必要になります

しかし見積もり段階ではまだ足場がないので、
手の届く範囲で判断をする
見込見積りとなります。

 

実際には工事着工後に足場架設をしてから
実測調査をして、調査報告図と実測見積書に
基づいて工事を行うことになります。

調査方法としては
・打診による浮き調査
打診棒という鉄球のついた棒を使い、
外壁の躯体コンクリートやモルタルやタイルに
浮きなどがないか発生状況を調べます。

 

処理方法としてはステンレスピン併用
エポキシ樹脂注入をします。

 

・クラック割れ調査
クラックスケールとクラック深さゲージを
使用しクラックの巾と奥行を調査します。

 

巾が広くなればそれだけ奥行きが
深く入っていることになり、
その状態によっては150mmの壁厚を
貫通していることになります。

処理方法としてはVカットシーリング、
カチオン系樹脂モルタルで埋戻しの
上肌合わせをします。

 

また0.2mm以下の微細なクラックの場合には
カチオン系モルタルのすり込み処理をします。

 

・爆裂調査
目視と打診調査を行います。
内部の鉄筋の錆によりコンクリートの
カブリ厚さ分が欠けてしまう現象で、
カチオン系樹脂モルタルで補修をし
肌合わせパターン付けをします。

 

注意点としては内部の
錆びた鉄筋の錆落とし
防錆処理を行ってからの作業となります。

 

・塗膜剥離
目視による調査をします。
浮き剥離塗膜をケレン撤去し
カチオン系モルタルノロ引きの上、
肌合わせパターン付けをします。

 

このように鉄筋コンクリート建物などの
外装リフォームをする場合にはクラックや
浮きの
下地処理をしてから仕上げ工事
することが大切です。

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