タイル貼り建物の外壁が劣化して剥がれる原因はクラック以外に問題があった!
タイル貼り建物の外装メンテナンス方法に
ついて詳しく説明します。
外壁にタイルが貼られている建物も定期的な
メンテナンスリフォームが
必要になります。
建物の新築時は塗装仕上げの外壁より
タイル材が劣化しにくいので長持ちをする
という認識を持たれている方が多いと思います。
タイル材質は、
陶器質・磁器質・石器質
などがありいずれも無機質材なので
劣化しにくいという特性があります。
工事的にも塗装工事よりタイル貼り工事の方が
材料費や施工費が掛かるので費用も
多くかかりますが、デザイン性や耐久性を
得られるのでタイル貼りの建物が多く存在します。
タイル貼り建物も適正な時期に
外装メンテナンスが必要になりますが、
意外にも建物所有者は知らないケースが多く、
新築時の施工業者からメンテナンスの
必要性を知らされていないということになります。
実際には外壁タイルの浮きや割れや
剥がれが発生してからあわてて外壁の
メンテナンスリフォームをされる方がほとんどです。
では何故タイルは無機質材なのに劣化し
メンテナンスが必要になるのでしょうか?
外壁のタイルが浮いたり割れたり
するのには理由があります。
その1
建物躯体のクラックによる原因
建物クラックは様々な原因により発生します。
構造的要素や地震の揺れなどから割れが
発生すると、
そのクラック周辺には動きがあるため
その影響により表層タイルの
割れや剥離の原因になります。
その2
タイル目地の劣化による原因
タイルはタイル裏側の建物躯体との接着力と
タイル周囲の目地材による接着力の
2つの役割で接着強度を保っています。
目地材は軽砂・セメント・水を混ぜたモルタルから
出来ているので、酸性雨や太陽の紫外線などの
影響による劣化で強度低下をすると
タイル自体の接着力も低下してしまうのです。
定期の外装メンテナンスリフォームを
する際には併せてタイル浮きや割れ調査を
行いましょう。
適正な目地補修などの処理をすることで
建物寿命も長くなるでしょう。
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