マンションなど鉄筋コンクリートの防水性と雨漏修理の盲点とは!

鉄筋コンクリート建物は耐水材で
ありながら何故雨漏りしやすいのでしょうか?
建物の防水リフォームの対処方法につて説明します

鉄筋コンクリート建物は年数が
経過すると雨漏りをする確率
とても高いのは何故でしょう。

 

そもそも鉄筋コンクリート自体は
耐水性がある建材料です。

 

もう少し簡単にいうと
耐水性=防水性ということです。

 

ですが実際には
鉄筋コンクリート構造建物の
陸屋根には必ず
防水施工がしてあります。

 

耐水性があるにも関わらず
防水が必要?何故でしょう。

それは、本来は耐水性能があるけれども
様々な要因で防水性能が不完全
になっていることがあるからなのです。

 

ではその要因とは
・鉄筋コンクリートの特性
・施工ミス
・経年劣化

 

以上の3つは全て違った要因で
ほとんどの場合がいずれかに該当するので、

 

鉄筋コンクリート建物は強固に
造られているにも関わらず
防水性が弱いといえるでしょう。

 

■鉄筋コンクリートの特性には
・各階ごとの躯体を造る段階での
 コンクリートの打継があり
 その部分に隙間がある
・コンクリートの自然乾燥段階
 発生するクラックがある
・建物形状のバランスから起こる誘発
 クラックが発生する

 

■施工ミス
・鉄筋の配筋量が多い部分へコンクリートを
 蜜実に打ち込む施工が難しいので
 内部に隙間がある。

 

これはコンクリート打設時の配合や
スランプ管理などが関係し施工の
技術によって発生する施工ミスになります。

 

・コンクリート打設後に適正な
 コンクリート強度が出るまでの
 躯体養生期間とその状態により
 無用なクラックが発生する。

 

これは工期の短縮材料転用などの
効率化をし過ぎると起こる施工ミスの一つです。

 

・ジャンカやコールドジョイントの
 防水処理も適正かつ正確に行うことが
 大切で施工上のミスになりうる。

 

■経年劣化
・コンクリートや防水モルタル以外の
 防水材料の経年劣化による防水性能の低下。

 

鉄筋コンクリート建物の構造材自体は
強固で維持保存の仕方によっては
60年の寿命がありますが、

 

防水材料やシーリング材の耐久年数は
もっと短いので定期的な
補修リフォームが必要になります。

リフォームの時期タイミングを逃すと
建物自体の防水性能が低下し
建物構造自体の劣化状態に
影響を与えるので注意が必要です。

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