アルミ笠木や改修用ドレンなど防水以外の重要な部分と屋上勾配の関係とは!

豊島区・板橋区・文京区・北区・新宿区の
外壁塗装・陸屋根防水リフォーム工事に関する

屋上の防水リフォーム改修工事をする際に
合わせて行うことで更に
防水性能をアップする
方法を説明します。

屋上防水は
「平場」「立上り」
の部分に分けて考える必要があります。

 

・平場
全ての雨水を受けて水下(ミズシモ)である
ドレンへと雨水を流す役割があります。

 

「平場」で重要なことは勾配です。
新築時には最低1/100程度の勾配
(1mで1cm)が付けられていますが

 

屋上の形状や障害物などにより
その勾配が足りない場合には
水はけが悪くなり

 

雨の後に常に雨水が溜まり
防水層の部分的な劣化に繋がります。

その為防水リフォーム改修工事の際には
全体の勾配や不陸(凹凸)を調査し、

 

必要に応じて勾配モルタル等で
調整をしてから
防水改修をすることをお勧めします。

 

・立上り
立上り部は防水層の端末部分になりますので
完全な密着性が大切です。

 

そして端末がどこまで防水リフォーム施工をする
必要があるかということです。

 

鉄骨構造建物には一般的に
アルミ笠木が付けられていますが、

 

このアルミ笠木もいくつかの部材を
アンカーボルトやジョイント材など
現場で組み合わせ
取付けられています。

 

台風などで強風や大雨の際に
吹き込む場合は
その処理も行わなければ
簡単に雨漏りの原因となります。

 

その為防水改修工事の際は
必ずアルミ笠木を外して
天端まで防水施工を行ってから、
アルミ笠木を再復旧する必要があります。

 

合わせて固定ボルトの周辺や
ジョイント部のシーリングなどによる
防水リフォーム処理も必要です。

 

・手摺基礎
立上りと同様に端末部ですが、
その天端には手摺支柱があり
防水層を貫通しています。

 

手摺支柱の付け根の防水処理を
しっかりしても
支柱内部から雨水がまわれば、
簡単に防水層内部に雨水入ってしまいます。

 

そこで手摺基礎がある場合には
支柱内部にグラウト材(無収縮モルタル)を
注入することをお勧めします。

このグラウト材は躯体の
ジャンカ(隙間)埋めや
セルフレべリング材
など建築工事で幅広く様々な
用途や目的に使用されています。

 

無収縮性質で成型されると隙間なく
躯体に貼るので防水性能が
高い特徴があります。

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