木造建物の基礎鉄筋コンクリートのクラック(ひび割れ)を防ぐ方法とは!
木造建物の基礎コンクリートの役割と
保護について詳しく説明します。
木造建物の基礎構造について
木造建物の基礎は鉄筋コンクリート構造で
造られています。
種類としては
・布基礎:底盤が60cm程度の巾
・ベタ基礎:底盤が建物全面
この基礎形状の違いは建物が建てられた
年代によって違いがあり、布基礎は昭和60年代
以前の建物に多く採用されておりましたが、
それ以降は徐々にベタ基礎が主流となってきました。
基礎の形状は支持地盤に対して建物の総加重とのバランス
この基礎の形状は支持地盤に対して建物の
総加重とのバランスが保たれれば、
布基礎でも構造的には何ら問題はありません。
ですが、現在では木造建物のほとんどが
ベタ基礎構造となっています。
それば支持地盤の体力だけの問題でなく、
床下の地盤土からの湿気が建物に与える
悪影響を防ぐためです。
基礎形状の違いによるメリット・デメリット
布基礎の場合のデメリットとして
・シロアリの害
・湿気による木部の腐り
・地盤沈下による束のゆるみ
などが考えられます。
ベタ基礎の場合のメリットとして
ベタ基礎にすることで上記のような弊害から
建物を守ることが出来るのと地震の揺れによる
引き抜き力に対抗する目的もあります。
新築時の基礎の立ち上がりはモルタル塗り
又はコンクリート打ち放し仕上げで、
打ち放し素地の場合はコンクリート表面の劣化を
防止するような塗装は塗られておりません。
その為、外装改修リフォーム工事の際には
基礎塗装をすることをお勧めします。
基礎の中性化を防ぐ方法
基礎塗装では、コンクリートへの吸水防止効果が
得られ、透湿効果もありコンクリートの
中性化防止効果もあります。
鉄筋の錆びを防ぐ
住宅の基礎コンクリート内には鉄筋が入っているので、
表面中性化を防ぐことで内部の鉄筋の錆びや
劣化を防ぐことになります。
防藻や防カビ性能もあり汚れ防止効果も
ありますので極力塗ることをお勧めします。
外装リフォームをする場合に大切な事
外装リフォーム工事をする場合には
外壁のみならず建物に関する付帯部の塗装や
メンテナンスを同時に行うとよいでしょう。
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